パリ、新年の大行事

サンマルタン運河というと、メグレ警部ファンにとっては犯罪の起こりやすい物騒な地域というイメージかもしれません。



ですが、最近ではこの界隈は、ブルジョワ的なモードから抜け出した若い人々の新しい流行の地区となっています。

映画『アメリ』にも登場しますね。


また、サンマルタン運河のクルーズも観光スポットとして人気です。


このサンマルタン運河ですが、15年に一度の大掃除があります。

パリ10区、11区、19区にまたがっている部分は、すっかり排水をして運河の底を掃除することになっているのです。


その15年に一度の行事が月曜日から始まりました。全長2キロにわたる部分の水を全部排水して行われますが、その水の量は約9万立方メートルです。費用は950万ユーロかかります。


前回の掃除は2001から2002年の冬に行われましたから、15年間のごみが運河の底にたまっていることになります。


スクーター、自転車、キャディー、家具などありとあらゆるものが見つかります。

第一次世界大戦の爆弾や、金庫、金貨といったものが見つかったこともあるようです。


この運河の底の掃除の時には、水を完全に排水してしまいますから、運河の中や運河の近くで生息している動植物たちをこの掃除区域から外れたところまで移動させてやらなければなりません。鱸科の淡水魚パーチ、ザリガニ、鯉、ウナギ、カモ、鵜といった鳥や魚がおもなものです。


今回もすでに運河の底からピストルが見つかって警察の捜査の対象になっているようです。


毎年一番目立ち、毎年数が増えているのはなんだと思われますか?

運河の近辺で仲間で集まってお祭り騒ぎをする人々が投げ捨てる飲み物の瓶や缶です。


この掃除は3か月間続き、4月4日に終わります。



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