ー日本文化と自然をこよなく愛する刺繍作家ー
アランの名で知られる哲学者エミール=オーギュスト・シャルティエは言う。
" Ce sont les passions et non les intérêts qui mènent le monde."
(世界を導くのは、利益ではなく情熱である。)
テキスタイルクリエイターであり、刺繍作家、画家という幅広い活躍を続けるGeorgiana Neculaescuの原動力の背景にあるのは、まさに創造活動に対する彼女の情熱である。
Georgiana Neculaescuの刺繍と絵に対する情熱が、作品として花開く。
彼女は言う。
「きらきら輝く色彩、形式とモチーフにおける日本の文化・芸術からの影響、そして夢幻的な枠組み・・・この3つが刺繍作品の実現のために必要不可欠な要素だと考えています」
自分の理想とする作品の創作を追及し、感覚的な審美感のみに頼ることなく、学びを続けてきた。
デザイン、刺繍、テキスタイル、陶芸をフランスの専門学校で学び、パリ第十大学で芸術と考古学を専攻する。
その幅広い技術と教養は、既成概念に囚われることなく、あらゆる材質を自身の作品に組み合わせる力となっている。
日本文化と自然をこよなく愛する彼女の作品には、四季の変化にインスピレーションを得た作品も多い。
刺繍によるその写実性は、しっかりとした基礎と高い技術がなせる業だろう。
高い刺繍技術を持つ彼女は、現在オートクチュールの刺繍職人としてプロフェッショナリズムを磨いている。
同時に、自身の刺繍作品をアクセサリーとして展開。
ジャポニズムを感じさせるデザインは、パリで好評を博している。
今後が期待できる若手アーティスト。これからのますますの活躍に乞うご期待です。
*最後に、ジョージアナ・ネキュレスキュから日本のみなさんに向けたメッセージが届いていますので、ご紹介します。
「わたしが大好きな日本の人びとに、愛情と情熱をこめて作った作品が気に入ってもらえるととても嬉しく思います。なぜなら、日本の文化と芸術は、わたしの創作の源であるからです。」
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【キャリア】
ルーマニアのDinu Lipatti 美術専門高校を卒業後、渡仏。ソルボンヌ大学でフランス語と文化文明を学んだ後、パリの専門学校でデザインとパターンを学ぶ。その後、芸術と手工芸の国家資格を取得し、刺繍とテキスタイルを専門とする。続いて、Jean pierre Vernantで陶芸のディプロマを取得。現在はパリ第十大学ナンテールで芸術と考古学の歴史について学びつつ、オートクチュールで刺繍職人として活躍中。同時に、自身のアクセサリー制作を展開している。
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