オートクチュールとは、オーダーメイドで作られる高級仕立て服をいいます。特に女性の体に合わせたものを言います。
S, M, L や9号といった標準にあわせて作られたプレタポルテとは反対のものを指します。
オートクチュールの産みの親といわれているのは、イギリス・リンカンシャーに1825年に生まれたCharles Frederick Worthです。
Worthは20歳の時にパリに出て、1858年に自身のメゾンを出しました。
彼の作品は、目を見張るような豪華さと、女性のシルエットを美しく魅せる技とで話題となります。
ナポレオン3世の妻・ユージェニー皇妃が彼を保護し、王族や上流階級の貴族、アーティスト、新興成金などが彼の顧客となりました。
これは、実際のWorthが手がけたドレスです。写真と絵は、Curzon婦人と言われています。
彼の考えた白いチュールのイブニングドレスも、拍手喝采で迎えられたといいます。
さらに、実際の人間をモデルにして自身の創作を展示したり、毎年新しいコレクションをお披露目したり、今では当たり前になっているモード業界の動きは、Worthが考え始めたものです。
1960年代までは、ヨーロッパのモードの流行を決め、女性の衣服の流儀を決めたのはパリでした。
しかし徐々に女性のライフスタイルの変化と共に、ファッションも変化し、オートクチュールは淘汰されていきます。
現代では、シンプル、ミニマル、Normcore(ノームコア)の流行など、オートクチュールとは正反対のトレンドに進んでいます。
それでも、オートクチュールは独自の価値を放ち続け、憧れの対象であり続けています。
まさに魅惑のオートクチュールです。
そんなオートクチュールを身近で見るチャンスがやってきます!
三菱一号美術館で開催される『PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服』展です。
2013年にパリ市役所で開催されたエクスポが三菱一号館美術館にやってきます。
この2013年は、ガリエラ宮パリ市立モード美術館が改装のために閉館中だったため、パリ市役所で実現した展示会でした。
詳しくは⇒「世界のイベントアイディア集 パリ市役所のオートクチュール展」
オートクチュールの歴史もさることながら、高い技術が集結したドレスや服飾品は、まさに芸術品。目の前に広がる美しさにため息がもれるでしょう。
おススメの展覧会ですので、ぜひビジットしてみてください!
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