Holoportation(ホロポーテーション)。
まだこの名前に聞き覚えのない方は、とりあえず下の動画をご覧ください。
映像を見ていただければわかりますが、このツールを使うと、遠隔地にいる人があたかも実際に同じ部屋にいるように、互いに見て、話して、交流することができます。
1991年に設立され、計算幾何学に関する様々な研究を行うマイクロソフトの研究機関・マイクロソフトリサーチが開発したコミュニケーション・ツールで、世界中で話題となっています。
同社開発の「Hololens」という仮想の情報を3Dホログラム(立体映像技術)で現実世界にうみだす装置を使い、現実空間と仮想空間を融合させ、離れている人同士をあたかも一つの物理的空間に存在しているかのようにみせるのです。
日本は家族と離れ、遠く単身赴任で働いているお父さんが多くいますから、家族のコミュニケーションが違った形で促進されそうです。
あるいは教育産業などでも、新しい価値を産み出せるといえるでしょう。
このホロポーテーションにせよ、人工知能にせよ、SFやX-Fileの世界だと思っていた現実が、人類の世界として開けつつあるようです。
ゼロからモノを開発するインベンション、あるモノから新しい価値を生み出すイノベーション。
企業活動としては圧倒的に後者のイノベーションが実現され、そして求められています。
このホロポーテーションもこの意味では根本的な開発とはいえません。
しかし、そのインパクト、その効果は十分ですね。
期待や興奮と同時に、不安感も広がりつつあります。
X-Fileのテーマ曲はどことなく不気味でぞっとするものを感じさせますが、新しいテクノロジーとそれがもたらす現実にもどことなく不気味な雰囲気を感じる人は多いのでは?
不気味さの背後には、未来に対する不安と恐怖が存在します。
X-FileではSFめいた真実はモルダウ捜査官をはじめ一部の人々だけに握られていたものですが、現代ではわたしたち一般の人間の目の前に新テクノロジーや新しい価値の使用の決定がつきつけられています。
原発のように人類が便利さを利用しているかのように思える一方で、その事故処理さえできずにあたふたするしかない状況を目の前に、人は自ら創り出したテクノロジーに対する不安と恐怖を強めています。
わたしたち人間はどこに行くのか?
新しいテクノロジーに期待がもてるのか?
こうした問いに対する答えとしては、何かそのものずばりの確固とした答えをわたしたちは求めますが、それさえ、今のわたしたちにかかっていることであり、わたしたち次第で未来も変わるものなのだと認識することが求められています。
いずれにせよ、一度ホロポーテーションを試してみたい、と思う方もいらっしゃると思いますが、一般向けの市販はまだだそうです。
廉価な価格で提供できるように取り組んでいるということですから、ホロポーテーションが身近なコミュニケーション・ツールになる日も遠くないかもしれませんね!
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