モナ・リザのモデルの謎、ついに解明か?

世界中で最も有名な絵画と言われる『モナ・リザ』。


人を惹きつけて離さないレオナルド・ダ・ヴィンチのこの作品には、多くの仮説や憶測が飛び交っています。


昨年のモナ・リザの大ニュースは、フランスの科学者Pascal Cotteの発表によるものでした。彼がモナ・リザの絵をデジタル分析にかけた結果、3層の下絵が発見され、わたしたちが見慣れているモナ・リザとは異なる女性像が描かれていたと発表し話題になりました。

学者によっては、それはただの下絵の過程だとこの仮説を否定している人もいます。


そして、イタリアの美術史学者のSilvano Vincetiが、このモナ・リザのモデルについて新しい学説を発表して話題になっています。

彼によると、ダ・ヴィンチは2つの顔からインスピレーションを得た、ということです。


1人はかねてから言われているフィレンツェの絹商人の妻リザ・デル・ジョコンド。


そしてもう1人は、Giacomo Caprotti、通称Salaiと呼ばれるダ・ヴィンチの弟子で愛人です。



Vincetiは言います。

「この絵の第一層目の絵では、彼女は笑っておらず嬉しそうではありません。どこかメランコリーで悲しげです。わたしたちはダ・ヴィンチがSalaiをモデルにした全ての絵の細部を重ね合わせてみました。これらの細部の何点かはまさにモナ・リザの絵と一致したのです。ゆえに、ダ・ヴィンチは二つのモデルを使ったのです。それから彼は自身のイマジネーションで細部を付け加えました。」

そして、彼は説明しています。

「レオナルドにとって、完璧な人間とは一身の中の男性と女性なのです。」


この仮説は2011年からVincetiらのイタリアの研究チームが言及してきたもので真新しいものではありませんが、昨年のデジタル解析による3層のモナ・リザの発見が発表されてから活気づいたのではないでしょうか。

ちなみに、ルーブル美術館の専門家はこの仮説に懐疑的です。

「木の上に描かれたこの絵の劣化で絵の素材に非常に多くのひびが生じました。こうしたひび割れが様々解釈の元になってきているのではないでしょうか。」と言っています。


真相はいかに・・・?!


ユング心理学では、自己実現のためには、男性は自身の中にあるアニマ(男性の無意識の中にある女性的な面)を統合する必要があり、女性はアニムス(女性の無意識の中にある男性的な面)を統合する必要があると言います。


どんな絵にもない不気味ともいえるほどの吸引力のあるモナ・リザの秘密は、もしかしたら人が真の自己実現を完遂した後の内面の姿をダ・ヴィンチが描き出したからかもしれませんね。





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