「ニットの女王」と文化の創造


フランスのファッションデザイナー、ソニア・リキエルが25日に持病のパーキンソン病で亡くなりました。

86歳でした。



 「ニットの女王」と呼ばれるリキエルは、普段着だったニットを洗練されたファッションに昇華させたデザイナーとして有名です。  



また、彼女はファッションデザインとその哲学を通して、女性の自由を具現化してきたと言えます。


彼女が目指してきたのは、リラックスしながらも身だしなみの良い“壊されたもの”であり、脱モードでした。また、女性の肉体を解放することになる両性的なものを多くデザインしております。


彼女のいう“脱モード”とは、女性がクリエイターに強制されたものから自由になり、自分自身のためにおしゃれを楽しむこと、トレンドを気にするのではなく自分自身の欲求と体型に従って着てほしい、というものです。女性を常に魅力的なものにすること、これが彼女の願いであり、彼女が常に心掛けていたものでした。


彼女のこうしたスタイルが確立されたのは、1968年5月、まさにフランスの学生運動の勃発した年であります。


この運動の一番の象徴は、「禁止することを禁止する」というもの。


ソニア・リキエルは、女性に強制されるものを全てぶち壊し、ファッションを通して女性の自由を追及し、新しいフランスの、そして世界の文化を築いた人であると言えるでしょう。





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