ヨーロッパ文化遺産の日とレオナルド・ダ・ヴィンチ

今週の週末、9月17日・18日は、今年のヨーロッパ文化遺産の日です。

ヨーロッパ文化遺産の日は、1984年にフランスの文科省により創られた文化イベントの日で、この日に合わせて毎年文化遺産に関わる様々なイベントが開催されます。


今年、特に注目が集まっている文化遺産は、クロ・リュセ城です。



クロ・リュセ城は、ロワールの城めぐりで有名なロワール川流域にあるお城です。

フランソワ1世の招待で、1516年から1519年の間、美の巨人レオナルド・ダ・ヴィンチが最後に住まいとしていたことで特に有名なお城です。



そして今年のクロ・リュセ城では、そのレオナルド・ダ・ヴィンチが来た年から500年周年記念をお祝いしております。


文化遺産の日に合わせて、クロ・リュセ城の中で≪Les Ateliers vivants de Léonard≫(レオナルドの生き生きとした工房)が開催されることになりました。

これを企画した学芸員は、アトリエの名にvivants(生き生きとした)とつけた理由に、この部屋でのダ・ヴィンチの様子を説明しています。



ダ・ヴィンチは、晩年肉体が衰えてゆく中でも、スペクタクルや建築やデッサンといった創造的な活動をこの部屋で続けていた、ということです。


≪Les Ateliers vivants de Léonard≫(レオナルドの生き生きとした工房)では、アーティストのNoémie Tessierが先生として、ダ・ヴィンチがモナリザを描くのに使ったいくつかの技法を指導してくれます。


クロ・リュセ城では、この文化遺産の日の二日間は、入館料が優待価格となります。


500年前に、レオナルド・ダ・ヴィンチがこの部屋で活動をしていたと想像しただけで楽しくなりますね!




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