マーク・ヴェラといえば、黒い帽子をいつもかぶっているミシュランの三ツ星シェフ、そしてゴーエミヨーの20点満点を獲得した一流シェフとしても有名です。
現在は、生まれ故郷の近くのアンシーでレストランや旅館をやっています。
そこで、「味覚の教育」と称して自分のレストランと旅館の近くの土地や森を改造しました。
しかしそれがきちんと地方自治体の許可を取っていなかったということで、11月27日に裁判所に出廷となりました。
おそらく彼のことですから善意でやってしまったのでしょうが、7000平方メートルの森の破壊と1ヘクタール近くの湿地帯の破壊が追訴の理由になっていました。
検事側は、執行猶予付きで4か月から6か月の懲役を要求。
気の毒なのはヴェラ氏のすっかり気落ちした様子で、裁判官にこんなことを言っていました。
「こんなことになって本当に申し訳ない。私が法を守らなくていいはずがないのです。でも、誰だって間違えることはあります。私だってそうです。基本的な過ちを犯しましたが、善意です。このオペレーションで私はすべてをごっちゃにしてしまったのです。私の心の方が叫んでしまったのです。守るべき条件がありました。私は早く走りすぎたのです。こうした日常的な建設にも許可がいるということを私は知りませんでした。」
検事曰く。
「ヴェラ氏は環境ということに対して実に奇妙な概念を持っているとしか言いようがない。たとえば12000平方メートルの湿地帯を破壊してしまい、その土地はもう不毛になってしまいました。彼は「土地の保存のための財団」まで持っているのに言っていることとやっていることに全く整合性がない。」
判決は12月18日に出るということです。
彼にとって何とも皮肉というのか、タイミングの悪いことは、11月30日に開催されるパリでのCOP21,環境保護の国際会議で彼は世界から集まってくる元首たちにふるまう料理を作ることになっているのです。
彼の罪状は、彼の領地における環境保護の法令違反、ということですから、彼が気落ちするのも無理からぬことといえそうです。
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