フランスでは、今週の水曜日からBAC(バカロレア:中等教育レベル認証の国家資格の試験)が始まりました。
受験生にとっては一つの学びの集大成であり、勝負の時。
そんなわが子を持つ親にとっても、緊張の時。
少しでも子供の幸せを願い力になりたいと思うのは、どの文化でも同じなのかもしれませんね。
フランスママの受験生のための食養生についてご紹介します。
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<フランスママ受験生のための食養生8か条>
1.子どもの食欲がないときは、どこでも食べられる軽食を用意すること
起きてすぐに体が求めていないのに無理に食べさせることは無意味。食欲が出てきた数時間後に食べられるような持ち運び可能なものが良い。カンヌの栄養士Sarah Joséは、季節のフルーツやコンポート、ヨーグルトやチーズ、アーモンドや油糧種子、丸パンなどを薦めています。
2.ビタミンCで頭と体を目覚めさせること
頭と体を活性化するために、ビタミンCを摂取させるように。朝食にビタミンCたっぷりの新鮮な果物、例えばキウイやオレンジを食べるのがおすすめ。ただし、市販のジュースは砂糖が多すぎ栄養素もあまりとれないので避けましょう。
3.食事でデンプンをしっかりとらせること
朝食から夕食まで、各食事にデンプンを摂取できる食材を入れておくこと。デンプンは「複合炭水化物」の代表で、体内の糖分の吸収をゆるやかにしてくれます。そして脳が機能するために必要なグルコースを含みます。エネルギーが持続しやすくなるのです。具体的には、パスタ、米、スムール、ひよこ豆、レンズ豆、グリンピースがおすすめ。朝食には、牛乳やヨーグルトを入れたオートミールに干しブドウやヘーゼルナッツを入れるのがおすすめ。パン派の人には、バターも塗ったタルティーヌに、アーモンドと果物少量を食べることがGOOD。
4.毎日の野菜摂取でストレスに強い体つくりをすること
カンヌの栄養士Sarah Joséは「野菜はビタミンB9が豊富で、これは体内では作られないためとても大切です。それから、酸化を防ぐビタミンC。また野菜には試験によって作り出されるであろうストレスと闘う亜鉛も豊富です。」と言っています。
5.水分をしっかりとらせること
水はのどの渇きを癒すだけではなく、体の働きを良くし、特に脳の働きを活性化します。一日に1リットルか1リットル半飲むように心影ましょう。そうすることで、集中力が持続します。
6.ストレスを抱える子供にはミューズリーは与えないこと
ストレスが大きすぎて消化機能が弱っている子供には、食物繊維を豊富に含むミューズリーは負担となり、消化器官にトラブルが起こりがち。野菜やフルーツで置き換えると良いでしょう。
7.賢い間食の取り方を心がけること
間食には、バナナや乾燥フルーツ、アーモンドや油種種子を持参させましょう。特にバナナには満腹感を味わわせる効果があり、不安感をコントロールする役割を担うマグネシウムに、それからエネルギーのための少しのデンプン質と砂糖が含まれます。
そのほか、ビターチョコもおすすめです。
特に、試験の合間でうまくいかなかったと思い落ち込んだ時には、深呼吸、休憩、乾燥フルーツや油種種子をコップ一杯の水と一緒に飲むと良いでしょう。
8.夕食は軽めにすること
夜は、たんぱく質、特に牛の赤肉の摂取量に注意し、多くとらないように制限すること。消化に時間がかかり、深い睡眠に入りにくくなることがあります。それよりも、脂肪分の少ない七面鳥や鶏の肉、サーモン、サバ、イワシなどにしましょう。特に魚はオメガ3が豊富で、幸福感を高めるセロトニンが入っているためおすすめです。
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さて、いかがでしょうか?
みなさん、各自の食養生の知恵があると思いますが、自分のものと比較しながらトライしてみても面白いかもしれませんね!
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